蝶嫌いな彼

蝶嫌いな彼

蝶が沢山集まるところでボクと会ったんだけど、
彼はどうやら蝶が苦手みたい。
と、言うよりも蝶が肉食獣扱いなことになっていることに驚いたよ。
見て愛でるものじゃなかったけ？と、思ってはいたんだけど、
ボクのあの異様な怯えようから真実だと分かる。
色んな意味で世界の広さを知ったけど…。

苦手克服をさせようとしたら見事逃げられた。
くっ、この仕返しはお手伝いの時に覚えてるんだよ（むぅ）

ああ、嫌な思い出

ああ、嫌な思い出

僕は物事を話すときには順序をたてる。
しかし僕の告げる答えが全てなのは変わらない。
正直に言えばどちらの答えを強要されるのは嫌い。
ブラッドは待ってくれる人間だとは思ったんだが見当違いだったかもしれない。
それが前との性格の違いかもしれないけども。
もしかしたらちゃんと話せる相手を一人失ったのかも。
ああ、髪を引っ張られた時に思い出したのは言いようもない恐怖。
どんなに忘れていても身体は覚えているんだね。

全て忘れていれば僕はこんなにも悩まなかったんだろうか？

無理は駄目なの

無理は駄目なの

海でセンお姉ちゃんとディルお兄ちゃんに出会う。
センお姉ちゃんは沢山の怪我をしていたの。
ディルお兄ちゃんが心配している気配が伝わってくる。
私も思うの。人に心配をかけちゃ駄目だ。
と、言っても止めないひとは出来ないのよね。
ディルお兄ちゃんが体裁が下らないことを祈っておくの。
ちなみにセンお姉ちゃんはまだ初恋経験がないみたい。
私は年齢が年齢だから。

それにしても冒険者の勘は怖いわね。
まあ一生シラを切っていくつもりだけど。
ノワールちゃん頑張るの（笑）

青ザクロの実

青ザクロの実

一年後咲く青ザクロの実を植えたシンディ。
オレとイザヤは来年を迎える事に楽しみを覚えた。
ああ来年の今頃もこんな穏やかな日々を楽しみたい。

ううううぅぅっ、なんでいじられるのかな

ううううぅぅっ、なんでいじられるのかな

記憶喪失な筈なのに彼女をみたら弄られていたかもとビビビと思い出しちゃう僕。
そんな彼女に独り言を聞かれた夜。
一生の不覚だと思った。あんなところでぐちぐち言うべきじゃないね！
僕は超学習したよ！！ただ彼女に色んなことを話せた分すっきりした。
記憶喪失のことは口にはしなかったけど、寿命のほうが問題は先だからね。
もし魔道具を手に入れたら僕に売ってくれると言ってくれた。
そして寝不足な僕にハーブをくれたんだけどさ…
いつお金払えばいいんだろうね？今度会ったら聞くか。

彼女のお陰で悪夢に魘されずに深い眠りにつけた