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幼女と歌い手、何処かへ旅立った医者が暮らす場所
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がぁら学園(パロディ)
※これはあくまでパロディです。苦手な方はバックなのー。


皆さんこんにちはなの。
このがぁら学園高等部新入生。
期待の華と呼ばれているエースノワール。
……………………ごめん、嘘をついていたわ。
私は保険医でみんなの面倒をみているの。
え?嘘をつくな。まあ言われてみれば
9歳児にみえる外見だと信じてもらうのは難しいと思うのよ。
第一高校生すらも見えないのは事実。
だから理事長にお願いをして先生の子供として行き来しているわけ。
女は秘密が多いほど美しさが増すものなのよ。
と、雑談はおいておくとしてがぁら学園高等部。
この世界のことをちょぉぉぉと教えてあげるわね。
がぁら学園では魔術師や剣士などを目指したいところがいく養成学校なの。
大抵は冒険者を育成するために作られた所らしいのだけど、
中には神官から盗賊など危ない職業を役立たせるために利用するっていう人もいるわね。
自宅から学園に通う人もいれば、寮生活をしている(実はこっちの方が多いの)人もいるわ。
第一目的は冒険者養成学校な所為なのか、
他国からやってくる人が多いみたい。
そんな学校を取り締まっているのが聖堂生徒会。
なんで「聖堂」が付くかと言うと、
そこにいる生徒会全員が聖堂暮らしをしているから。
普段ならバラけていたりするものなのだけど、
今年は何の因果があるのか…。
仕掛けられた感をしちゃうのだけど
正式に選挙で決まったことだから確かなんだろうね。

ここで生徒会の紹介なのー。
別に知らなくてもいいとか言わないで欲しいの。
此処の学園では彼らのことを知っておいた方が
いろいろと過ごしやすい生活を約束されているよ。
まずは…。

「はぅわ!!」

ぼんやりと考えている私にぶつかってきた。
男子服を着ている黒のポニテの人物は慌てたように頭を下げる。

「ごめんなさい」

「気にしなくていいのー。」

ちゃんと前をみて歩いてほしいものね。
さて私にペコペコとしている情けない子。この子はアライア。
1年聖堂生徒会書記。なんでも同じクラスの自称迷宮アイドルアガタちゃんに
選挙活動を勧められ立候補したらしい。
アガタちゃんに引きずられて旗を振る姿は未だに生徒の記憶にも残っている。
ドジっ子、マヌケ、ナメクジという悲しいあだ名をつけられている生徒。
アライアはぶつかって散らばっている書類を慌てて拾う。

「何をしている。」

そんなアライアに続いて書類を連れてきたのはエイエン。
可愛いか、美人かと質問されたら後者のほうだと思う。
表情の面が少ないところがミステリアスな雰囲気があるの。
彼女もアライアと一緒で書記。学年は三年と最上学年。
許婚が選挙活動しているのを手伝い、
自分も生徒会の立候補をしているという、ちゃっかりした人。
噂では料理の味は美味しいが見た目がグロテクスなものを作るらしい。

「ぼーっとしていて女の子とぶつかっちゃいまして。」

「アライアらしい失敗だな。」

「はぅっ、エイエンさん。
それって僕が毎回人とぶつかっていると言っているみたいじゃないですか。」

「………違うのか?」

「ひどっ!?」

うわんとアライアが泣いている横で「はいはい。二人とも足を止めないで下さいよ。」と、
口では義務めいたことを言っているけど目は笑っている女の人が通る。
柔らかな笑顔が似合う彼女の名前はトウカ。
端からは清楚感がある女性だと噂されているけど、
私のなかでは彼女こそギャグの素質を持った生徒だと思うの(特にボケ)
疲れている会長に喝をいれる為にアライアがはたいたことがあるんだけど、
何故か近くにいたトウカが会長に頬を殴られたことがあってぶっ飛んだらしい。
(会長談:あれは寝ぼけていたんですよ(にこ))
そんな面白さいっぱいのトウカは二年の聖堂生徒会会計。

「元気だして下さいよアライアさん。廊下に汁を作ったら掃除する人も大変ですよ。」

「せめて涙と言ってやれ。」

やれやれと肩を竦めさせてトウカの隣にたつ男性はハース。
同僚である会長と共に生徒会へ立候補した人なの。
学園のアンケートで「お父さんにしたいランキング」でNO1に選ばれた実力を持つ。
そのお陰なのか後輩の人気に留まりをみせない。
保健室にきてくる生徒にも多数ハースファンがいて、
何故か私が恋の悩みを聞くことになっちゃっているの。
…それよりもコイツら私の存在を完全に忘れてるわね。
その方がありがたいから気にしないけど…ちなみにハースは三年、生徒会会計。
こんな肉体派な体をしているのに事務的な役職に笑っちゃったのは秘密なの。

「みんなー…書類遅いですよ!」

と、書類を運ぶ先で待っていたと思われる女の子がぷりぷりさせてやってくる。
くせっけの強い髪が印象的なあの子はリルム。
幼い頃から聖堂に暮らしている彼らと違い、
高校入学時に寮の代わりとして他国の聖堂から移転してきたらしいの。
まだ一年生なんだけど既に同じクラスの男性と付き合っている。
この間、私が不在中な保健室で見てはいけないところを
遭遇しちゃったんだけど、私の胸中にしまいこむとしておくの。
そんな彼氏に生徒会を勧められて活動をしていたら、
可愛いさに皆投票しちゃって副会長…しかも一年生でなってしまう快挙を成し遂げたの。

「ごめんリルム!ちょっとぶつかっちゃいまして。」

「またー!?」

「貴方らしいですね。」

リルムの後から付いてきた黒尽くめ男はもう一人の副会長のクロエ。
エイエンと同じように無表情が多いんだけど、
彼の場合はほんの時々笑みを漏らすところも目撃されているの。
とある噂から「クロエの笑顔は魔王が降臨する」とか同じクラスの人から聞いた事があるの。
人によって印象がここまで違う生徒も珍しいかな。
ちなみにリルムは「兄さん」と呼んでいるところから、
一時兄弟説が浮上したこともあるの(本人達は否定している)
副会長のリルムには恋人がいるけど、実はクロエにも…。
噂によると大学院にいるお酒大好きな大人な女性だと。
何処で出会ったんだろうね。

「ところでクロエ。書類はこれで全部なのか?」

「ええ。全て運びきれたと思いますが…あとで調べてみます。」

ぐるりと周りを見回してからハースの質問にクロエは頷いた。

「こんなに書類あるとは思わなかったですよー。」

「本当、疲れちゃいましたよ。」

リルムとトウカは互いに顔を見合わせて笑いあう。
全て拾い集めたアライアは遅れて「ふぅ」と息をついた。
最後の一枚を拾いあげたエイエンはアライアに書類を渡す。

「ありがとうございますエイエンさん。」

「どういたしまして。」

和気藹々とする空気が流れるけどそれを一刀両断する生徒がいたの。
パチンと両手を合わせると共に乾いた空気によく響きわたる。
一斉に音の出現場所に目を向ける。

「やあ、そんなところで御喋りしていると邪魔になりますよ?」

「通りで全員帰りが遅いと思ったぜ。」

「「「「生徒会長・議長!?」」」」

颯爽と現れた二人組みの男。
丁寧な敬語とへにゃりとした笑み浮かべている生徒がクリストファー。
生徒会長。クロエ、ハースと同期に生まれており、
彼ら三人は赤ん坊からの付き合いがあるほどの腐れ縁。
今までクラスが分かれたことがないほど。
「呪われているんでしょうかね?」と、クリストファーが呟いていたことが、
まだ記憶として新しいわね。また生徒会長には有名なところが幾つがあって、
その内の一つはたらしキングという称号を貰うほど
(本人には言えないから内密になっているらしい)
女性の心を掴むのが上手。
B級怪盗映画とかで「君の心を盗みました」的な感じなのかな。
と、私が考えている間に怪しい視線が突き刺さる。
あんまり良い方向に考えられないのはなんでだろうね。

私はおずおずと見上げる。そこには興奮で鼻息を荒くしているゼクス。
彼の名前はゼクス。三年生であり議長をしているわけなんだけどーっ、
で、データによるとゼクスの趣味はロリ……。
アライアと同じポニテ属性の癖に末恐ろしさは断然上なの。

「幼女おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

お、男に頬擦りされるなんて死にたいのーーーーーーっ。

「あんなに喜んで。」

エイエン、嬉しいと思うツボがずれている、ずれているの。
私の叫び声は学園中に木霊する事となる。


名前:ノワール
仕事;教員(普段は生徒に紛れているフリしてる)。
性別:男

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