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幼女と歌い手、何処かへ旅立った医者が暮らす場所
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魔術を使う者こその代償

スターおじちゃんとジークお兄ちゃんと…砂浜で魔術の話に耳を傾けていた。
おじちゃんには言わなかったけど魔術を使う者として、
その話を聞くだけで恐怖が走る。
森の民だからこそ私は精霊術(よりも自分の術の方が得意だけどさ)とか、
そういうのがあるけど、私は彼らを生活の過程で使おうと思わない。
便利という言葉は楽だけど一歩踏み違えば怠惰に繋がる。
心の体も衰退してしまうものだぁーって、私は自分の故郷で充分経験している。
だからこそ改めてスターおじちゃんの話を聞いて改めて思い知らされた。

ジークおにいちゃんもその恐ろしさが伝わったのか、
腰も立たなくなるほど怯えていたの。
間違いだと気付いたのならジークお兄ちゃんは大丈夫。
私はまだ見ぬイクスお兄ちゃんという人物のことを考えていた。

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